ミノキシジルと低い血圧の関係「副作用で低血圧になる理由」

ミノキシジルは国の認可を受けているから安心!と思われています。

しかしどんな薬にも副作用があります。

ミノキシジルは低血圧症の人や血圧異常のある人の使用はすすめられていません。

ではミノキシジルと血圧にはどんな関係があるのでしょうか。

低血圧になるとどんな病気を発症しやすくなるでしょうか。

低血圧セルフチェック方法と併せて詳しく調べてみましょう。

ミノキシジルを服用するが血圧が下がる

今やミノキシジルは育毛剤の有効成分として欠かせない成分となりました。

臨床試験によっても、男性型脱毛症(AGA)の治療薬として認可され発毛効果があることも証明されています。

これまで抜け毛や薄毛に悩んでいた人にとっては、まさに夢のような成分です。

確かにミノキシジルには魅力的な効果があるものの、その副作用を見落とすことはできません。

ミノキシジルは1960年代に現在のファイザー社が高血圧症の治療薬として開発した降圧剤でした。

主な効能は血管拡張作用です。

その後の臨床試験によって脱毛症を回復する効果が発見され、日本でも大正製薬が発売するリアップに配合されています。

ミノキシジルの副作用には血管拡張作用が関係しています。

血管を拡張することで血液量は増え、栄養素や酸素を頭皮までスムーズに供給することができるようになります。

これによって発毛効果が期待できます。

しかしミノキシジルを服用した場合、血管が拡張するのは頭皮部分だけではありません。

つまり全身の血管が拡張することになります。

これによって血圧が下がることになります。

なぜでしょうか。

血管の幅が拡がる訳ですから、血液の流れはそれまでも緩やかになります。

勢いがなくなってしまうわけです。

もともと低血圧の人がミノキシジルを使うと、更に血圧が下がってしまうため他の症状を併発してしまう危険性があります。

また高血圧症の人がミノキシジルを長期間使うことにも注意が必要です。

降圧剤なので、ミノキシジルを使用中は血圧が正常になるものの、使用をやめると急に血圧が上がってしまい脳梗塞などの重篤症状を引き起こす可能性があります。

こうした原因ゆえに低血圧や高血圧など血圧に異常がある人は使用を控えるようにすすめられています。

低い血圧のセルフチェック

血圧は毎日の食生活や生活習慣などにも影響されます。

セルフチェックをして低血圧症かどうかを確認しましょう。

原因が分れば対処方法もわかってきます。

冷えを感じやすい体質

血圧が低いと手足の先での血液の流れが悪くなるため、特に冬になると冷えを感じるようになります。

慢性的な肩こり

この症状も血流が悪いために生じます。

肩や首に老廃物がたまり、痛みやだるさを感じます。

頭痛

脳内への血液量が少ないと供給されている酸素量が少なくなり頭痛が生じる可能性があります。

その他にも、立ち眩み、眩暈、倦怠感、集中力低下、食欲不振、動悸などもあります。

低い血圧で起こりやすい

血圧が低い人の多くは、自律神経と呼ばれる、交感神経と副交感神経のバランスが崩れてしまっているケースが見られます。

通常、起きている時には交感神経が優位になり身体も活発に動くように信号を送ります。

神経系は興奮状態になっています。

そのため血圧も正常値もしくは高くなります。

一方で睡眠時やリラックスした状態では、副交感神経が優位になっています。

そのため血圧も低くなります。

このバランスが崩れているために、低血圧の人は朝が弱いと考えられています。

起床時間になっても、副交感神経から交感神経へのスイッチの切り替えがうまくいかず、神経系が身体に起きるように信号を送れません。

また起きて活動するものの、完全に交感神経に切り替わっていないために半分眠ったような状態だったり、午前中は体調が悪かったりします。

もしも低血圧のために、朝起きるのが辛い人は起きたら少し体を動かして身体全体を温める方法が効果的です。

神経系や細胞にも酸素を供給することで、「起きるように!」という信号を発信できます。

徐々に交感神経へとスイッチが入ります。

また低血圧の人は、胃腸の働きにも影響が出てしまい吐き気や胃もたれ、便秘の症状がみられます。

胃腸は蠕動運動(ぜんどううんどう)と呼ばれる働きで消化した物を下へ下へと送り出します。

しかし低血圧になるとこの運動が弱いため、消化不良を起こし吐き気や胃のむかつき、もたれが起こります。

腸が活発に働かないために、便秘症状を起こしてしまいます。

こうした症状を緩和させるためには、消化に良いものを食べること、食べる量を減らして回数を増やすことがすすめられています。

朝食を食べた後にコーヒーや紅茶、緑茶などでカフェインを摂取することも胃腸の蠕動運動には効果があります。

低血圧が長期間続くと起こる症状

上述したように、低血圧症は自律神経が関係している可能性が高い病気です。

そのため、そのままの状態で長期間が経過すると神経系の疾患である、うつ病や自律神経失調症などになどを患うケースもあります。

また心筋梗塞を発症することもあります。

心臓の筋肉に血液を送り込んでいる血管が動脈硬化を起こしてしまい、血液が心臓に送られなくなってしまいます。

呼吸困難やショック状態、最悪の場合には命に関わる病気です。

不整脈は高血圧、低血圧どちらでも発症リスクがあります。

心肺が不規則なので、心臓に与える負担も大きくなります。

血液が規則正しく身体を巡らないために、動悸や息切れ、冷や汗などの症状も現れます。

低血圧はしょうがないと考えられがちですが、そのままの状態が長期間続くと命に関わる病気や症状になる危険性があります。

早めに医師に診断してもらうことをおすすめします。

低血圧は生活習慣などが原因で起こることも

ミノキシジルは血管を拡張させることで結果的に低血圧になる可能性があります。

しかしその他の原因も幾つか考えられます。

実は低血圧の原因の大半は遺伝や体質に関係しています。

もしも自分の両親や親族に低血圧症の人がいる場合には、自分にも遺伝している可能性があります。

猫背、慢性的肩こり、頭痛、青白い顔などは低血圧の人の特徴です。

どれも血流が悪いために生じているものです。

また食生活も低血圧に関係する可能性があります。

生野菜や冷たい飲み物などは体を冷やしてしまいます。

体が冷えるということは、血流も悪くなってしまいます。

結果、低血圧になる危険性があります。

血流促進を促す食べ物、玉ねぎやしょうがなどを食べるようにしましょう。

また過剰なストレス環境で生活していると、自律神経のバランスが崩れて低血圧症になる人もいます。

まとめ

ミノキシジルは血管拡張作用があるため、低血圧症の人が使うと更に血圧が下がってしまう危険性があります。

また高血圧症の人でも使い続けることで、血圧が安定するものの、使用を中断することで急に血圧が上がってしまうので注意が必要です。

そのため、ミノキシジルは血圧に問題がない人が使うことのできる発毛成分です。

ミノキシジル以外にも、生活習慣や遺伝などで低血圧症になる人もいます。

高血圧と違いあまり危険視されていない症状ではありますが、低血圧が続くとうつ病や心筋梗塞などの重い病気を発症する危険性もあるので早めに改善できるように努力しましょう。

コメント