なぜ薄いつむじはハゲになるのか?原因や解消を詳しく説明!

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つむじを漢字で書くと「旋毛」となります。

漢字が示す通り、頭の上で髪の流れが始まる地点です。

髪の分け目にあたるので、本当は薄毛になっていなくても、光のあたり方などで薄毛に見えやすいという特徴があります。

しかし、つむじから薄毛が始まりやすいという事実もあります。

薄いつむじの原因や解消法を詳しく説明いたします。

つむじハゲか?

髪は頭皮から垂直に生えているのではなく、少しずつ斜めに生えています。

つむじは髪の流れを作る中心に位置していて、髪はつむじからいろいろな方向に斜めに生えているので、渦の中心部にある頭皮が見えやすい状態にあるのです。

そのため、つむじの辺りの頭皮が見えていても、つむじハゲが始まっているとは断定できません。

つむじハゲの始まりを早期に発見するには、経過観察をするのが有効です。

毎月一回、つむじの写真を撮って、だんだんつむじが目立ってきていないかを観察します。

数カ月続けて写真を撮って、つむじの様子に変化が見られないようであれば、生まれつきと考えて良いでしょう。

5αリダクターゼの酵素は前頭部と頭頂部周辺に存在しているためにAGAが悪化

つむじ部分の頭皮が目立つようになる理由は様々ですが、男性型脱毛症とも呼ばれるAGAは、つむじから始まることがあるので要注意です。

AGAを引き起こす2型5αリダクターゼの酵素が、前頭部と頭頂部周辺に集中して存在しているからです。

つむじは自分では見えにくい位置にあります。

つむじの薄毛が進行しているのに、気が付かないで放っておくと、AGAが進行して治療が難しくなることもあります。

AGAが原因で、つむじが薄くなっている場合、初期症状として、つむじ付近のボリュームがなくなり、つむじ周りの髪の毛が細く、柔らかくなっていきます。

AGAが額から進行していく場合でも、治療をしなければ頭頂部、つまりつむじのあたりに薄毛が広がるのは時間の問題です。

片寄った食事をするとつむじハゲにつながる

髪の毛はケラチンというタンパク質でできています。

髪の毛の材料となるケラチンを補給するには、どのタイプのタンパク質を取り入れても、酵素の力を借りて体内で作り替え、ケラチンにしてくれます。

1日に体が必要とするタンパク質は、成人の場合、体重1kgにつき1gなので、体重60kgの男性でも、必要な量はたったの60gです。

ファミリーレストランのランチについてくるハンバーグの重さが大体120gですから、1日に必要なタンパク質を摂取するのは、それほど難しくはありません。

ただし、タンパク質の代謝を助ける酵素が働けるようにするには、亜鉛やビタミンB6も必要です。

亜鉛やビタミンB6は肉や魚にも含まれており、動物性タンパク質を取り入れれば、自動的に補給できるのですが、問題は含有量が多くないことです。

亜鉛が多く含まれている牡蠣でも、1日の必要摂取量をクリアするには、毎日5粒ずつ食べなければなりません。

1杯500gの毛ガニであれば2杯、牛ひき肉や牛肩ロースなら200g、ビーフジャーキーなら50g入りを2袋は必要です。

さらに、男性の場合、射精でも亜鉛を使ってしまうので、亜鉛不足になりやすいのです。

ビタミンB6は、腸の中でも作られますから、比較的不足しにくい栄養素なのですが、それでも毎日、1.4mgは摂取するように推奨されています。

ビタミンB6が働くには、ビタミンB2やナイアシンが必要になります。

つまり、栄養バランスの良い食事をしていないと、タンパク質だけ取り入れていても、体は容易に髪の毛の材料不足に陥ってしまうのです。

タンパク質の代謝が間に合わないと、再合成されたタンパク質は、生命維持活動にとってより重要な、筋肉の再生や補修に優先して使われるようなり、髪の毛にまで回りません。

ストレスが原因で自律神経が乱れ血管が収縮して血流が悪化

ストレスもつむじハゲの原因になり得ます。

ストレスがかかった状態が続くと、自律神経が乱れ、血管が収縮しっぱなしになり、体の末端部分への血流が悪くなってしまいます。

つむじは頭皮の一番上辺りにあるので、重力の関係で最も血流が届きにくい位置にあります。

ストレスで血液の流れが多少悪くなると、つむじ付近の頭頂部が最初に血液不足の影響を受けることが予測されます。

血液の流れが十分でなくなると、髪を育てる栄養が十分届かなくなって、つむじ付近の髪が薄くなってしまうのです。

毎日のように睡眠時間が短いと髪を成長させる成長ホルモンの分泌を減少

睡眠不足もつむじハゲを引き起こします。

成長ホルモンが分泌されるのは、青年期だけではありません。

大人になってからも、寝ている間に成長ホルモンが分泌され、頭皮の修復や髪の成長を促進するなどの働きをします。

成長ホルモンは寝付いてから4時間の間に多く分泌され、睡眠時間が6時間を切ると成長ホルモンの分泌や働きが悪くなって、体のあちこちに不調が出ることが分かっています。

タバコを吸えばDHT増加や血流を悪化

薄毛になるのが嫌なのであれば、今すぐタバコは止めましょう。

タバコの煙に含まれるニコチンは血管を収縮させて、血液の流れを悪くします。

さらに、タバコの煙に含まれる一酸化炭素が赤血球を乗っ取り、体の隅々に酸素の代わりに一酸化炭素を届けます。

毛母細胞は、髪を育てるのに必要な栄養や酸素を受け取れず、次第に弱っていきます。

ストレスを感じた体は、よりパワーの強い男性ホルモン・DHT(ジヒドロテストステロン)を大量発生させて、危機に対応します。

DHTは毛母細胞に誤った指令を送り、髪を育てるのを止めさせてしまいます。

髪の成長を抑止するDHTは、2型5αリダクターゼを多く含むつむじ付近で発生しやすく、タバコを吸っている人はつむじ付近からハゲやすいと言えます。

AGA改善策として専用の内服薬、血行促進の育毛剤を利用

つむじ付近の薄毛が進行しており、髪質も細く柔らかくなってきているのであれば、AGAを疑いましょう。

AGAは、2型5αリダクターゼが男性ホルモンのテストステロンをジヒドロテストステロンに変換してしまうことが原因であることがわかっています。

2型5αリダクターゼの働きを阻害する内服薬で、症状の進行を止めたり、改善できる場合があります。

早めに薄毛専門のクリニックで見てもらいましょう。

AGAは血行を促進する育毛剤だけでは改善されませんが、内服薬と併用するならば、薄毛改善効果はパワーアップすることでしょう。

つむじが薄毛やハゲにならないために髪の栄養になる食べ物を意識

つむじが薄毛になったり、さらにエスカレートしてハゲになってしまわないためには、髪への栄養補給は欠かせません。

髪の栄養の主成分はタンパク質ですが、亜鉛やビタミンBも必要です。

さらに、体の各部は協調し合っており、体全体が健康でなければ、健康な髪は望めません。

体すべてに必要な栄養が行き渡るように、偏食を避け、バランスの良い食事を心がけましょう。

ストレスを感じそうになった時、どのように受け止めるか、対応

ストレスは薄毛を促進させます。

30代、40代に入り、重要な仕事を任されるにつれ、ストレスが増えるのは致し方ないことなので、自分にとっての効率良いストレスコーピング(ストレス対処法)を見つけましょう。

つむじが薄いかもしれない、そのうちつむじから薄毛が始まるかもしれない、とクヨクヨすることがストレスになって、本当に薄毛が始まることも起こり得ます。

つむじと薄毛については、冷静かつ客観的に観察を続け、あまり悩まないほうが髪には優しいのです。

ストレスコーピングには、様々な方法があります。

第一に目線を変えること、物事を違った観点で見ることが役立ちます。

ストレスを与えてくる相手の立場になって考えてみたり、物事のプラスの側面について考えてみると、現状を変えることはできなくても、心理的な負担を軽減できることは多いです。

さらに、溜まったストレスを安全に抜く方法を身につけることも有効です。

信頼できる人に話したり、趣味に没頭することが気晴らしになるという人もいますが、もっと簡単に、体を動かすだけでもストレスは抜けていきます。

なぜなら、体のストレス反応は、危険に対して闘ったり逃げたりするように体を備える反応だからです。

ストレスを感じた時に、野生動物が闘ったり逃げたりする時のように体を動かして、体のストレス反応に役割を果たさせてあげることは道理にかなっています。

会社でイライラした時は、エレベーターの代わりに階段を使ったり、昼休みの速足ウォーキング、自転車通勤など、体を動かすことを心がけてみましょう。

髪の成長のことを考えて、1日に睡眠時間を6~7時間

夜中に途中で目覚める場合は必ず理由がある

成長ホルモンが多く分泌されるのは、寝ている間です。

仕事が忙しくて睡眠時間を削らざるを得ない人もいますが、髪を守りたいのであれば、最低でも6時間の睡眠時間は確保しましょう。

仕事で成功しても、髪や健康を失ってしまうのは残念です。

髪と健康を守るため、おススメの睡眠時間は7時間です。

成長ホルモンのほとんどは、寝付いてから最初の4時間以内に分泌されます。

寝付いて4時間たたないうちに目が覚めてしまっては、成長ホルモンの恩恵を十分に受けらません。

夜中に目が覚めてしまうのは、おしっこが近いからかもしれません。

夕飯時にビールを飲む習慣がある人は、摂取する液体量に問題がある可能性が高いです。

ビールの大瓶1本は633mlで、一般的なペットボトル飲料よりも多いのです。

寝る前に、液体をたくさん飲めば、それだけトイレが近くなるのは当然でしょう。

また、加齢によって膀胱の筋肉が低下すると、膀胱に蓄えておける尿の量が減り、寝ている間に尿意を感じやすくなることにも留意しましょう。

アルコールは、肝臓で分解される時にアセトアルデヒドという物質に変化します。

アセトアルデヒドには、交感神経に働きかけて、体を覚醒させる作用があります。

アルコールは2~3時間ほどでアセトアルデヒドに変化しますので、飲酒は寝る前2~3時間前に切り上げるのがおススメです。

決まった時間に布団に入るものの、なかなか寝付けない人は、体が眠る体制に入っていないうちに布団に入っているのが原因の可能性があります。

まだ元気で活動できるような気がしているうちに布団に入ると、布団に入っても眠れないという気持ちがストレスになり、不眠症に発展してしまうリスクもあります。

日中、適度に体を動かし、寝る前にお風呂に入って体を温めると、体は眠る体制に入りやすいです。

禁煙飲み薬チャンピックス(バレニクリン)を服用

つむじの薄毛予防には、禁煙は絶対必要ですが、タバコのニコチンには中毒性があるので、止めるのはとても難しいと感じる人が多いです。

禁煙外来を受診して、ニコチン中毒であることを認定してもらえれば、健康保険適用で禁煙治療を受けられますから、経済的負担は軽くて済みます。

禁煙外来と言えば、ニコチンパッチによる治療が一般的でしたが、2008年からバレニクリンが内服薬として処方されるようになり、効果を上げています。

チャンピックスというのは、バレニクリンの商品名です。

ニコチンを含まない経口禁煙補助薬で、ニコチンが脳内のニコチン受容体に取りついて、脳内麻薬とも呼ばれるドーパミンを分泌させるのを防ぐので、タバコをあまりおいしく感じなくなります。

さらに、バレニクリンがニコチンの代わりに脳内のニコチン受容体に取りついて、少量のドーパミンを放出させることで、禁煙によるニコチン離脱症状を和らげる効果もあります。

チャンピックスを処方された患者のうち、65%以上が禁煙に成功した、というデータがあります。

まとめ

薄いつむじが薄毛に直結するわけではありませんが、初期症状である可能性は捨てきれません。

つむじ部分の薄さが気になる人は経過観察を続け、禁煙、健康的な生活習慣、早めの対策で髪を守りましょう。

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