髪を太くする方法はコルテックス(毛皮質)の量を増やすこと

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薄毛を改善するには、髪の毛1本1本の太さを太くすることも有効です。

アジア人は欧米人に比べると、髪の本数そのものは少ないのですが、髪の毛1本1本が太くしっかりしているので、髪の毛が豊かに見えるという特性があります。

髪の毛を太くするにはコルテックス(毛皮質)の量を増やすことがカギとなります。

そもそも髪の毛の太さはどれくらいなの?

日本人の髪には、細い毛から太い毛まで、いろいろな太さの毛が混ざっているのが普通です。

細い髪の直径は0.05mmから、普通の髪の太さは0.08~0.09mmくらいで、太いなと感じる毛では、直径が0.12~0.15mmになることもあります。

生え始めの髪や休止期に入って抜けるのを待っている髪は細く、直径0.05mmの細い毛は生まれたばかりの髪、もしくは、間もなく抜け落ちる毛です。

成長期には髪は長さだけでなく、太さも増していき、0.1mm程度の太さにまで成長します。

全体の髪の太さを平均すると、0.08mm程度になるのが普通です。

髪が出てくる毛穴の数は生まれた時から変わらないのですが、髪の毛の太さは一生の間で変化します。

14~24歳くらいまでがいわゆる髪の最盛期で、赤ちゃんの頃は細く柔らかかった髪も、成長に伴って太さを増していきます。

ところが、この時期を過ぎると髪は、あまり太くならなくなっていくものなのです。

髪の太さが0.15mmもある人は、14~24歳くらいまでの、髪の最盛期にある人でしょう。

男性は20歳頃に、髪が太くなるピークがあり、女性のピークは25歳頃と言われています。

髪の太さのピークには個人差があり、17歳とか18歳で髪の太さのピークを迎え、20歳を過ぎた頃に、髪が細くなっていることが気になり始める人もいます。

髪の太さをきめているのがコルテックス

髪の太さを決めているのは、髪の内部にあるコルテックスの量です。

髪の毛はカッパ巻きのような構造をしています。

メデュラという柔らかいタンパク質を芯にして(キュウリの部分)、タンパク質・脂質・水分・メラニン色素で構成されるコルテックスがメデュラの周りを囲み(ご飯粒の部分)、最後にキューティクルが全体を包み込んでいます(海苔の部分)。

メデュラのことを毛髄質、コルテックスのことを毛皮質、キューティクルのことを毛表皮という言い方もあります。

太くて健康な日本人の髪の場合、コルテックスの占める割合は78.5%ほどです。

コルテックスの中には、ひし形を細長く伸ばしたような形の皮質細胞が髪の長いほうの向きと並行して、ぎっしり並んで詰まっています。

皮質細胞の中には、マクロフィブリルと呼ばれる細い繊維の束が詰まっています。

フィブリルというのはごくごく細い繊維のことです。

さらに、マイクロフィブリルの中には、マトリックスという柔らかい物質に包まれた、ミクロフィブリルが存在します。

ミクロフィブリルの中には、より細い繊維が8本ほど詰まっていて、8本の極細繊維のそれぞれは、2本のらせん状になった分子がロープ状に巻きついた形状をしています。

繊維同士は、複数の結合で固く結ばれており、繊維自体もらせん状になっているため、引っ張っても切れにくいのです。

普通の太さの髪の毛であれば、1本で130~150gの物を吊り下げられる強度があるとされています。

実にニワトリの殻付き卵2個分の重量です。

コルテックスの主成分であるタンパク質は無色透明なのですが、コルテックスに含まれるメラニン色素によって、色が着きます。

コルテックスに含まれるメラニン色素には、髪にあたる紫外線を吸収する作用があり、太陽の紫外線から髪や頭皮を守ってくれます。

「栄養不足・血行不良→コルテックス不足→細い毛髪→抜け毛→薄毛」

コルテックスの量は、遺伝とも関係がありますが、髪の栄養状態によっても左右されます。

髪の主成分であるケラチンというタンパク質は、食事によって取り入れられたあらゆる種類のタンパク質をアミノ酸まで分解したのち、肝臓で再合成されて作られます。

タンパク質の分解と再合成をスムースに行うには、亜鉛やビタミンB6も必要です。

ビタミンB6がうまく働くには、ビタミンB2やナイアシン、葉酸、核酸なども必要です。

タンパク質・亜鉛・ビタミンB6のどれか1つが不足しても、タンパク質の再合成がうまくいかなくなり、髪は原材料が不足してしまいます。

栄養が足りていたとしても、血管がダメージを受けていて体全体の血流が悪くなっていたり、肩こりや首こりのために頭皮への血液の流れが悪くなっていると、必要な栄養が髪を育てる毛母細胞にまで届きません。

原材料が不足するので、髪は育ちますが、コルテックスの少ない細い毛髪になってしまいます。

髪の1本1本が細くなると、全体的にボリュームダウンするので、抜け毛が増えていなかったとしても、薄毛に見えてしまいます。

また、細くてひ弱な毛は抜けやすく、成長しきっていないのに抜けてしまう毛が多くなれば、本当の薄毛になっていくのも時間の問題でしょう。

タンパク質の一種ケラチンが髪の毛の構成に重要、ケラチンの役割や主な食材を教えて

髪を丈夫に太くするためには、コルテックスの量を増やすことが肝要です。

コルテックスの主成分はケラチンと呼ばれるタンパク質ですから、タンパク質を毎日、きちんと摂取するように心がけましょう。

成人が1日に必要とするタンパク質は体重1kgに付き1gと言われています。

体重60kgの男性でも、1日に必要とするタンパク質はたったの60gでよく、大きめの卵1個分に相当します。

ファミリーレストランのハンバーグなら、ランチサイズでも120g、普通サイズで150gが一般的です。

ケラチンは、食事で取り入れたどのタンパク質からでも、肝臓で必要に応じて再合成できるので、魚や豆から取り入れても構いません。

ただし、動物性タンパク質のほうが、植物性タンパク質よりも体への吸収は良いとされています。

タンパク質の代謝をサポートし髪の健康維持をはかるビタミンB6、ビタミンB6の役割

ビタミンB6には、亜鉛がタンパク質を代謝するのをサポートする役割があります。

髪の健康維持をはかるには、ビタミンB6の摂取も忘れてはなりません。

ビタミンB6は、主に動物性タンパク質に含まれていますが、含有量はそれほど多くないので、1日の摂取量を動物性たんぱく質だけで賄うのは少し大変です。

含有量の比較的多いマグロでも、刺身にして10切れ(150g)は食べる必要があります。

ビタミンB6は腸内細菌によっても作られますし、肉以外にもバナナ、じゃがいも、かぶ、胚芽米、のり、ぬか漬け、パセリ、トウガラシ、ニンニク、ピーナッツ、きな粉など、いろいろな食品に少しずつ入っているので、丼ものやラーメンではなく、定食のような食事を毎日最低1回はとるようにすれば、毎日の必要量を無理なく摂取できることでしょう。

頭皮内部の毛母細胞を活性化させるためのマッサージをするだけでも違う

髪を太くするコルテックスを増やすには、頭皮のマッサージも有効です。

頭皮をマッサージすることで、髪を育てる毛母細胞に血液が十分届くようになり、毛母細胞が活性化して、届いた栄養から効率良くコルテックスを作り出せるようになるからです。

コルテックスを多く含んだ髪は太く、丈夫に育ち、見かけもボリュームアップしてきます。

マッサージは人差し指・中指・薬指の3本で、爪を立てないように注意しながら行います。

耳のすぐ上に3本指を当て、ゆっくり上下に6回ほど動かします。

徐々に指の位置を上にずらして、頭頂部までマッサージをしたら、最後に頭頂部にある百会というツボを中指1本で下に押し付けます。

1回3秒、3回くらいが目安です。

次におでこの生え際の中央あたりを3本指で押さえ6回ほど上下に動かしましょう。

指の位置を耳の上あたりまでずらしながら、マッサージを繰り返します。

最後に手のひらでこめかみのあたりを押さえ、8回、円を描くようにマッサージをすればOKです。

まとめ

髪を太くするには、髪に含まれるコルテックスの量を増やすことがポイントです。

コルテックスはタンパク質が主成分ですから、良質なタンパク質を摂取すると共に、ビタミンB6や亜鉛などタンパク質の代謝をサポートする栄養素もバランスよく摂取するよう心がけましょう。

頭皮をマッサージして、取り入れた栄養が血流に乗って毛母細胞にしてあげることも、コルテックスの量を増やすことにつながります。

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