FUE法とは?メスで後頭部をカットしない植毛方法

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自毛植毛の方法の1つであり、切らない植毛方法とも呼ばれるFUE法ですが、メスで切らない植毛という情報だけでなく、FUE法による植毛の特徴やメリット・デメリットを知ることがとても重要です。

FUE法の移植方法はグラフトを採取する

FUE法による自毛植毛の場合、FUT法と異なる手法でドナー(移植毛)を採取します。

通常、FUT法の場合、メスで皮膚を帯状に切り取って、そこから株分けをしてドナーを採取する方法です。

一方でFUE法の場合、パンチと呼ばれる特殊な円形のメスを使用し、毛根ごとくりぬくことでドナーとなる株を採取します。

この場合、メスの大きさほどのダメージしか皮膚に与えないので、メスで切らず、ドナーとなる後頭部などの皮膚のダメージが少なくて済みます。

また、後頭部などドナーとなった部分の皮膚のダウンタイムも短く済み、傷口も目立ちません。

また、FUT法である場合のドナー部位の術後の痛みは、自毛植毛を妨げる壁とも言われてきましたが、FUE法によって自毛植毛することで、痛みもなく気軽に選ぶことのできる植毛方法として注目されています。

現在では、世界的スタンダードとして主流であったFUT法に迫る勢いで注目され、主流となりつつあるドナー採取方法です。

FUE法はパンチを使って米粒よりも小さい面積で毛根をくり抜く

FUE法を使用してパンチメスを使い、ごく小さな面積の毛根をくりぬくドナー採取方法を用いれば、ドナーとなる部位の傷が目立たず小さいので、すぐに回復できます。

世界的スタンダードの植毛方法であるFUT法では、通常帯状にメスで毛根ごと切り取って、ドナーとなる移植毛を採取します。

この場合、ドナー部位を大きく切り開いていますから、ドナーを採取した後は切開されている部分を縫合したり抜糸したりする必要があります。

また、術中は麻酔が効いていて痛みを感じないものの、術後には激しい痛みを感じるリスクがあります。

その上、FUT法でドナーとなった部位には大きな傷跡が残るので、ベリーショートや後頭部の刈り上げなどを行うと、傷口が見えてしまう為、植毛後にはできない髪型があります。

一方でFUE法でごく小さな円形にくりぬく方法でドナー株を採取する場合、ごく小さな傷やダメージしか与えないので、術後の痛みの心配もほとんどありません。

さらに、大きな傷はないので、傷跡になる心配もなく、自毛移植後も様々な髪型を制限なく楽しめます。

FUE法は太くていい毛をドナー採取

FUE法のさらなる特徴としてあげられるのが、ドナーロスを少なくし、太く移植に適した毛だけを選んでドナー採取できる点です。

通常FUT法で帯状にカットしてドナーとなる移植毛を株分けする場合、特に毛を選んで帯状に切り取ったわけではないので、中には移植に適さない弱いものも混ざっています。

そのような毛に関しては、残念ながら廃棄処分となります。

FUE法ではドナーを選りすぐってくりぬくことができるので、ドナーに適したものだけを選んで採取できます。

これにより、適さない株を採取してしまうことによるドナーロスを少なくし、より自毛植毛の生着率もアップするのです。

FUE法は、ドナー採取時の傷後が細かく小さい

FUE法は運動習慣のある人にもメリットがあります。

FUE法によるドナー採取の特徴は、ドナーとなる部位のダメージがとても少なく、ダウンタイムもほとんどないことですが、これにより、術後のスポーツや激しい運動なども問題なく行えます。

FUT法では大きく切開したドナー部位を縫合していて、あまり激しい運動をすると縫合がほどけたりして傷口が開く危険性があります。

また、しばらくは縫合した状態が続きますから、傷口を清潔に保つためにも、しばらく運動を行うことは避けなければなりません。

日ごろから運動をする人、ハードな仕事をしている人などでは、FUE法による植毛をすることで日常通りのスポーツや運動を行うことができます。

FUE法は、頭皮以外の体からでも摂取が可能

FUE法で植毛を行う場合、さらに大きなメリットとして、頭皮以外の体毛からもドナーとなる移植毛の採取ができます。

FUT法の場合、帯状に切り取るので毛の向きなどが株によって異なるのをそのままある程度活かさなければならない為、髪の毛からドナーを採取する必要があります。

しかし、FUE法の場合はピンポイントで毛のある部位からドナー株を採取するので、体に生えている毛であっても移植毛を採取し、向きを不自然にならないように整えて移植することができます。

FUE法は、”メスでごっそり”ができないために、ちまちまと細かい作業を時間をかけて行う

ここまでを見るとFUE法が主流になりつつあるというのは納得なのですが、デメリットがまったくないわけではありません。

FUE法の場合、FUT法のようにメスでごっそりとたくさんのドナー株を採取するわけではありません。

むしろ、ピンポイントでドナーとなる部位が不自然な仕上がりにならないように様子を見ながら、移植しても問題のない株だけを丁寧に採取する方法です。

その為、広範囲の薄毛に植毛をする場合、時間がかかりすぎるのと、時間がかかる分、やはり施術料金も高くなりがちであるというデメリットがあります。

FUE法は、術後は目立ちやすい、髪の毛の長さやクリニックのサービスが重要

さらに、円形に毛をくりぬく手法でドナー採取をするFUE法では、どうしても毛束として移植されることが増えるので、髪の毛の密度が低くなりがちで、薄毛が目立ってしまう場合があります。

これもマイクロ単位のFUE法であれば改善できますから、FUE法で自毛植毛する場合はクリニックの技術力や、どのようなパンチメスを使用するのかを確認する必要があります。

FUE法は、FUTと違いドナーロスが多い

FUE法はドナーとして適切な株のみ採取するので、ドナーロスが少なくなるというメリットは紹介した通りですが、FUT法と比べドナーロスが増える場合があります。

それは、円形にごく小さくくりぬく為、クリニックの技術力が低い場合、頭皮内の毛包や毛根、毛母細胞などにメスで傷を付けてしまうリスクが高く、ダメージを受けたドナー株は定着できない為です。

その為、FUE法はドナー株に傷を付けない技術を持ったクリニックを選ぶ必要がありますし、仮に技術力が低いクリニックでFUE法による自毛植毛を行った場合にはドナーロスが増えてしまう恐れがあります。

FUE法は、クリニックによりますが基本的に植毛の中では高めに設定されている

FUE法はクリニックによって料金が異なりますが、FUT法と比べ高いところがほとんどです。

それは、FUE法の場合、ドナー採取においてかなり時間がかかることと、移植の際もドナー株がとても小さいので慎重にメスに装着して行わなければならないなど、長時間を要することが多い為です。

また、高い技術力が必要な手法でもある為、他の手法による植毛より高めの料金設定であることが多いです。

まとめ

FUE法とFUT法の違いや特徴を知り、自分に合った方法を採用しているクリニックを選ぶことが重要です。

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