植毛し定着した髪はちゃんと伸びて成長するのか?

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「植毛をした」と一言に言っても、自毛植毛の場合と人工植毛の場合があります。

その大きな違いが、植毛後の毛が伸びて成長するかということです。

自分の希望に合った植毛を成功させるためにも、その違いをしっかり知っておきましょう。

自毛植毛は髪は伸びるが、人工植毛は髪は伸びない

自毛植毛をした場合、髪の毛は普通の毛と同じように伸び、成長します。

一方で、人工的に作られた毛を植毛する場合は、その髪の毛が伸びることも成長することもありません。

これだけを聞くと、「自毛植毛のほうが良い」と思われがちですが、一言にそうとも言えません。

例えば人工植毛の場合は成長しないものの、その髪の毛が抜け落ちるまでの期間はある程度長期間であると考えられます。

一方で、自毛植毛の場合はその毛穴が持つサイクルに応じて髪の毛が抜けてしまいます。

抜けてもまた生えてきますが、植毛したばかりで抜けてしまうと「残念・・・」と思う人もいるでしょう。

このようなことから、自毛植毛は長期的に見て髪の毛を増やしたい人に良い方法だと言えるでしょう。

一方で人工植毛は、短期間の間に髪を増やしたままキープできるので、イベントの為に短期間でも増やしておきたい人に良い方法だと言えるでしょう。

自毛植毛の場合、毛根部が定着するので、普通の毛穴から髪の毛が生えるのと同じように生えてきます。

毛穴はヘアサイクルを持っているので、そのヘアサイクルのリズムに応じて髪の毛は成長期を迎え、その後退行期に差し掛かると抜けていきます。

しかし、また毛穴のサイクルが成長期に差し掛かると、新しい髪の毛が生え、そしてまた成長していきます。

一方伸びない毛、人工植毛の毛ですが、モダアクリルやポリアミドなどの化学繊維を利用して髪の毛に見えるように植毛します。

この人工の髪の毛は、一定の長さであり伸びないけれど、ヘアサイクルがないので退行期もありません。

ですから、消耗した時に抜けるだけで、それ以外は一定の長さとボリュームを保ってくれます。

ただし、散髪して短くすると、人工植毛の場合はずっとその長さになってしまうので注意しましょう。

植毛は移植した毛包の「生着」という過程

自毛植毛の仕組みを簡単に説明すると、その過程には「生着」という過程があります。

生着とは、「生き定着する」という意味であり、その意味の通り、他の部位から運んだ自毛の毛根を生きたまま取り除き、それが新しい頭皮でも根付いて、定着することを意味します。

生着した自毛植毛の毛は、生涯髪の毛を生やすことのできる機能を持っています。

血流不足などでその毛穴が弱ったり、毛母細胞への障害が加わったりしなければ、生涯髪の毛を生やしてくれるのです。

よくクリニックなどを比較して選ぼうとすると、「生着率」などと書かれていることもありますが、「定着率」とほぼ同じ意味だと受け取って良いでしょう。

この定着率・生着率が高いクリニックは、つまり自毛植毛した毛のほとんどが新しい頭皮で生き、定着することを意味しますから、技術力や品質が良いと考えると良いでしょう。

自毛植毛の場合、多くのクリニックが90%以上の生着率であり、大手で技術力も高いところであれば95%以上のところもあります。

しかし100%というところはありません。

どうしてすべての自毛が生着できないのかというと、クリニック側の問題と移植した人の生活スタイルの問題があります。

クリニック側では、まず株分けと呼ばれる強い株を見分ける作業と、トリミング、分けた株をどう保存したのか、植え付け段階でのミスがないかなどの要因で、生着できない場合があります。

移植を受けた人の生活スタイルの問題点として、頭皮や髪の毛のケアが雑だったり不潔だったりした場合や、暴飲暴食、喫煙習慣などによって移植した自毛が生着できないことがあります。

ですから、このような点が全て良い状態であれば、人によってはたまたま強い株ばかりを移植することで100%に近い生着が見られる場合もあるのですが、個人差やクリニックによる差もあるので、注意しましょう。

なぜ自毛植毛の定着率は高いのか?

自毛植毛はどんなクリニックでもだいたいが9割以上の生着率であり、高い確率で植え付けた髪の毛が定着します。

自毛植毛がどうして生着率が高いかはドナードミナンス理論に基づいて解説できます。

ドナードミナンスとは「ドナー(移植毛)ドミナンス(支配・優勢)」、すなわち移植した毛が持つもともと生えていた場所の性質を引きついでいるということを意味します。

その為、毛が薄くなっている頭皮環境の悪い部位に移植しても、もともとドナー(移植毛)が生えていた場所の性質がドミナント(優勢)であるために、元気な毛が生え、成長するのです。

もちろん、生着率を上げるためにも、頭皮への刺激などは十分に注意し、清潔に保つ必要があります。

このような理論が働くために、自毛植毛は定着率がとても高いのです。

植毛し生着しても髪は成長しない

自毛植毛をして仮に生着しても、必ずしも生涯安心なわけではありません。

万が一、毛根が切断されていたり、毛包やその他毛母細胞などの毛の生成に関わる部位が傷つけられていた場合、髪はしばらくの間生着していても、成長が見られないことがあります。

自毛植毛をするということは、髪の毛が正常なヘアサイクルに応じて成長することが第一条件です。

ですが、自分で施術をするわけではありませんから、移植される人は植毛する毛を傷つけていないか確認できないのも事実です。

ですから、移植時のクリニック側のミスによって、植毛する毛が傷つけられない為にも、クリニック選びでは技術力が高く、定評のあるところを選ぶべきなのです。

まとめ

自毛植毛と人工植毛の違いを知り、まずは自分がどちらの植毛のメリットを受けたいかを考えて選びましょう。

また、自毛植毛の場合は高い生着率があっても、クリニックなどによってダメージを受けた毛根ではヘアサイクルがうまくいっていないこともあります。

クリニック選びでは生着率を数字で確認するだけではなく、なるべくカウンセリングなどを受けたり、口コミを事前に確認するなどして、定評や技術力の高いところかをリサーチしたうえで選ぶようにしましょう。

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