自毛植毛とは?ドナード・ミナンス理論の意味とは?

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薄毛対策としてミノキシジルなどの治療薬や育毛剤、もしくはクリニックへ通院するなどして治療をする方が多い中、近年は植毛による治療を行う方が増加傾向にあります。

治療薬などの治療に比べて手っ取り早く確実に増毛できるため、選択肢の一つとして選ばれているのです。

植毛の方法は種類があり、その中でも効果が高いと評判になっている自毛手術についてご紹介致します。

人工毛植毛術と自毛植毛の違い

植毛手術には、人工毛植毛と地毛植毛の2つがあります。

それぞれのメリット・デメリットは以下のようになっています。

人工毛植毛

人工毛植毛とは、ポリエステルやナイロンを原料とする合成繊維によって作られた人工的な髪の毛を、薄毛の部分に植毛する施術です。

人工毛植毛のメリットは、好きな本数を好きなだけ植毛することができる点、また植毛したその日から髪の毛のボリュームアップが出来る点です。

自毛植毛は定着までに時間がかかってしまいますので、人工毛植毛はすぐに効果を実感できる即効性が最大のメリットなります。

反対にデメリットとしては、人工的な髪の毛であるため、植毛すると体が異物と判断して拒絶反応を引き起こしてしまう恐れがある点です。

皮膚の炎症であったり、体外へ押し出す働きによってすぐに抜けてしまうということが起こります。

その場合は再度植毛手術の実施や、植毛した人工毛を一旦抜かざるを得なくなったりするケースがあります。

手術を繰り返せば頭皮へのダメージが心配となり、費用もかさんでしまうでしょう。

また人工毛は成長しませんので、周辺の自分の髪の毛が伸びていくと不自然に見えてしまうことがあります。

更に、人工毛は自毛と同様に切れ毛が起こることがあり、仮に付け根部分で切れ毛が発生すると頭皮中に人工毛の根元が残ったままになってしまい、そこから雑菌が入り込み炎症を起こす場合もあります。

このように、人工毛植毛は即効性と引き換えに、デメリットも多い植毛手術です。

自毛植毛

自毛植毛とは、後頭部や側頭部などの抜け落ちていない髪の毛を、毛包細胞ごと薄毛の部分に移植する施術です。

自毛植毛のメリットは、自分自身の髪の毛・細胞であるため拒絶反応は起こらず頭皮に優しい点、また定着すれば普通の髪の毛と同様に成長をし続けるためメンテナンスなどは不要で、ランニングコストもかからない点です。

人工毛植毛と違い即効性はありませんが、定着率は非常に高く、定着し一度生え揃ってしまえば、普通の髪の毛ですので何の心配をすることもなくその後の生活を送ることができる点が最大のメリットと言えます。

反対にデメリットとしては、一度移植した髪の毛は一定期間ののちに一度抜け落ち、その後半年から10カ月程度で髪の毛が生えてきますので、髪の毛が生え揃うまでに時間がかかる点、自毛を植毛するために数にも限りがある点です。

人工植毛に対してメリットも多くデメリットが少ないため、比較的安全な植毛手術と言えます。

日本皮膚学会による男性型脱毛症診療ガイドラインで自毛植毛は勧められるの評価B

日本皮膚学会では、男性型脱毛症、いわゆるAGAに対する診療ガイドラインというものを設けており、男性型脱毛症の治療に効果がある対処方法について記載されていて、その中で自毛植毛は勧められるという評価であるBの評価を受けています。

A評価のミノキシジル、フィナステリドのAGA治療薬の次に効果が期待できると明記されており、自毛植毛は信頼性の高いAGA治療なのです。

男性型脱毛症などで薄毛になっている頭皮周辺に植毛すると太い髪の毛

植毛を行う薄毛のエリアは、男性型脱毛症(AGA)などによって薄毛となっています。

そのため、自毛植毛で気になるのが、薄毛部分に自毛を植毛した場合、植毛した髪の毛がその部分の影響を受け、同じように薄毛になってしまわないかという点でしょう。

せっかく植毛してもまた薄毛になっては全く意味がありませんが、その心配は不要です。

自毛植毛は、後頭部や側頭部の髪の毛を移植しますが、元々これらの部分の髪の毛は男性型脱毛症の影響をほとんど受けないようになっています。

そもそも男性型脱毛症は、男性ホルモンのテストステロンが変化したジヒドロテストステロン(DHT)が、髪の毛の毛乳頭細胞にある男性ホルモンレセプターという物質と結びつくことで発症し、抜け毛になってしまうものです。

この男性ホルモンレセプターは前頭部や頭頂部の髪の毛に多く含まれているため、これらの部位が薄毛になりやすくなっています。

しかし、後頭部や側頭部の髪の毛には、この男性ホルモンレセプターがほとんど含まれていません。

そのため、頭皮にジヒドロテストステロンがあっても結合する相手がいないため、これらの部位の髪の毛は男性型脱毛症になりにくいのです。

自毛植毛で移植した髪の毛は、薄毛の部分に植毛しても、男性型脱毛症にならずに生え続けられる可能性が高いと言えます。

そもそも「ドナードミナンス理論」とは?

では、植毛した髪の毛は、本当に薄毛になっている頭皮の影響を受けないのでしょうか?植物でイメージすると、いくら良い種でも土壌が劣悪であれば植物は育ちません。

ですが、髪の毛については、ドナードミナンス理論が関係してきます。

ドナードミナンス理論とは、「髪の毛は移植しても元々生えていた部位によって性質が決まる」という理論です。

そのため、髪の毛に関しては、いくら薄毛が進行している頭皮に植毛しても環境に左右されることなく、元々の性質のまま成長する事が出来ます。

従って、薄毛になりにくい後頭部や側頭部の髪の毛を毛包細胞ごと移植する自毛植毛は、薄毛対策としてとても利に適っていると言えます。

まとめ

植毛治療のなかで自毛手術は、定着まで時間がかかるものの、リスクが少ない方法です。

ドナードミナンス理論によって薄毛が再発する確率も高く、また手術後のケアもほとんど必要がないことから、植毛手術のほとんどで自毛植毛が選択されるようになりました。

コストはかかるものの、治療薬でなかなか効果が上がらない方や早く薄毛を改善したい方は、自毛植毛をやってみてはいかがでしょうか。

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